私にとって、一緒にいて「居心地がいい人」と「居心地が悪い人」を決めるのは、
「その人が他の人のために色々できる人か、できない人か」ってことじゃないかと思う。
私の場合、「居心地がいい」は、やっぱり尊敬できる人だし、
私の尊敬できるって言葉の一番トップは仏陀だ。
私は昔から仏陀の教えをすごく大事にして生きてきた。
日本に来る前は、日本は仏教の国だから「みんな優しい人」だと
思っていたけど、事実は違った。
日本人に仏教のことを聞いてもわかる人は誰もいなかった。
でも初めて仏教の話をちゃんと理解していて、ちゃんと教えを守っている人がいた。
それが私の奥さんになった人だ。
私の奥さんは、大学の時、仏教を研究していた。
それと海外の貧しい国や困っているところへボランティアにも行っていた。
学費もボランティアもバイトをしてお金を稼いでいたんだって。
フィリピンに水道つくりに行ったり、中国のハンセン病で周りの人たちから
いやがれている村にもずっと行っていたんだって。
私はそこまでボランティアをしたことがなかったから、
どうしてそんなにお金も大変なのにボランティアに行きたいのって
聞いたら、「楽しいから」って言う。あと発展途上国が貧乏なのは
日本がお金持ちだから、日本のせいだから、責任があるって。
経済学部で世界の経済を習って、先進国がお金持ちだから
発展途上国が貧乏になるっていうことはわかったけど、
でもそれがわかっても、経済学部の人がみんなボランティアを
しようとはしないから、やっぱり人は「他の人に色々できる人」と
できない人にわかれるんだと思った。
大学の人にそれを言ったら「ボランティアはギゼンだ」って
言われて、なんのことかわからなくって後で陽子ちゃんに聞いて
わかったけど。やっぱりギゼンでも何でもいいから、やろうとする人が
尊敬できる人だし、一緒にいて居心地がいい。
だから私も、もっと色んな国に行って色んな生活を見て
何か人のためになることができるようになったらいいと思う。
これは私の子供じゃないよ。奥さんが初めてスリランカに行った時に
泊まっていた家の子供。その時は赤ちゃんだったんだって。
今は4歳になって、私にもこんなに仲良くしてくれて嬉しいなぁ!

スポンサーサイト