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プラちゃんの部屋~変てこスリランカ人留学生(だった)奮闘記~

漢字間違えてても言葉変でも気にしないでね~

スリランカと日本の不思議なこと

皆さん、こんにちは!
いつもこれを見に来てくれてどうもありがとうございます。
あと、新しい年になっても、いろいろご注文をもらってありがとうございます!
いつもオーダーが落ち着いたら、わたしのために、スリランカとPをイメージしたペンダントを作りたいと思っているけど、なかなか作れない。でも、いろいろお客さんから、メンズペンダントとか面白い注文もあったりして楽しい。私は日本にはあまり、宝石や金のジュエリーが好きな男の人は少ないと思っていたけど、意外と多いからびっくりしている。

わたしは、日本にきて9年目になった。
今は、日本の食べ物や文化とか何でもわかっていると思っていたけど、
まだまだ知らないこともたくさんある。
あと、日本人から見たら、そんなの知っているということが、
わたしは日本にきて初めて知ったこともいっぱいある。

この間お客さんから、お礼のお菓子をもらった。
陽子ちゃんは、「プラちゃん、目閉じて」といって、わたしは目を閉じたら
口の中に甘い超おいしいお菓子を入れてくれた。陽子ちゃんがこれ何?と聞いたから、
わたしは「チョコレート」と言ったら、陽子ちゃんが「えええーーーー?」って驚いた。
これ、キャラメルだよ~知らないの?って言われた。わたしはキャラメルという言葉を聞いたことがあるけど、キャラメルがこんなに柔らかくておいしいお菓子だとは知らなかった。
その後、また陽子ちゃんに同じことをされた。今度はキャラメルだとわかっていたから、
「キャラメル」と答えたら、あれはミルクの国というミルク味のアメだった。
わたしは、きっとまだ何かいろいろ間違ってわかっていることも多いのかなあと思った。

あと、この間テレビで見て、初めて知ってショックでびっくりしたことがある。
それは、わたしが子供の頃、見た光のことだ。子供の頃、わたしの家は、
毎日夕方から夜、みんなで瞑想をしていた。瞑想を終って、何も用事はないけど、
ドアを開けて外に出たら、空に見たこともない大きな光が見えた。それは色んな色の光が出ていて、すごく綺麗でびっくりして、家の中にいるお母さんを呼んだら、あの空の光から、わたしたちのところにスポットライトみたいにわたしとお母さんを明るくした。その瞬間にあの光はシューッと違う方向にすごい速度で移動して消えた。
あれは、わたしもお母さんも、神様だと思った。あれは瞑想を毎日していてわたしもお母さんも精神が発展していたから、ヒンドゥー教の神様が姿を見せたと思っていた。

だけど、わたしたちが見たのとそっくりだったのがこないだテレビでやっていた。
それはUFOというやつだった!!!
わたしは、陽子ちゃんにUFOのことをいろいろ聞いたけど、「あー、もうUFOなんてみんな知っているよ~そんなの10年以上前にはやったよ~」って言った。
わたしはUFOにはまって、You TubeでUFOの動画ばっかり探してみたけど、
やっぱり、わたしとお母さんがみたやつは、UFOだと思った。
陽子ちゃんが、どこかの国の遺跡にも、UFOがきた感じの跡があるけど、UFOをその時代の人はやっぱり神様みたいに思っていたと教えてくれた。スリランカでは、UFOという言葉も誰も知らない。やっぱり発展途上国だからテレビでそういう番組をやらないし、知らないんだと思った。でも、思うのはどうしてあのとき、すぐに消えちゃったのかなあと思うけど!陽子ちゃんが誘拐されなくて良かったじゃんと言ったけど、わたしは、宇宙人のこととか、UFOのことはもっと調べてみたい!

あと、あのテレビでやっていたのはキリスト教の悪魔祓いのやつだ。
あの番組をみたら、悪魔がきたら、その人が本当に悪魔みたいにギャーギャー叫んで動いたり、それを払うためにお経を言ったり、悪魔が入った体にパワーオイルを塗ったりしていたんだけど、スリランカの悪魔祓いともすごい似ていると思った。
スリランカでも、パワーのあるお坊さんがオイルにお経を入れて、パワーオイルを作ってお守りにしているし、悪魔祓いの方法も似ている。

スリランカでは悪魔祓いは、今は少なくなったけど、まだやっているところがある。信じられないかもしれないけど、20年くらい前、わたしのお母さんの実家でも、悪魔がいろいろ意地悪をして、おばあさんの兄弟におかしな病気を作ったり、ご飯を食べるときみんなのお皿に石を入れたり、迷惑なことがいっぱいあったから、大きな悪魔祓いをしたことがあった。スリランカの大きな悪魔祓いは、夜から朝まですごい時間がかかって、大きなお祭りみたいなことになることもある。悪魔祓いをする人が、何かお経を言いながら、火を口の中からフーッとはくと、あの火は何メートルも伸びて悪魔を怖がらせる。それで悪魔は、最終的にはトイレに逃げたけど、強いパワーがある人が悪魔を小さな入れ物の中に入れて、悪魔を消してもらった。途中で悪魔が入った人は踊ったり、いろいろ変な状態になることもある。これは、陽子ちゃんは知らないと思っていたけど、なんと日本で「スリランカの悪魔祓い」という本が出ているんだって!!!
でも、悪魔祓いとかそういう宗教のことは、宗教が違ってもやり方が同じことが多いのは、それが嘘じゃないということだと思う。スリランカでも今は、信じない人も多くなっているし、悪魔祓いを出来る人が少なくなっている。悪魔を祓う人と悪魔を体に入れる人は修行も必要だから難しいと思うけど、わたしはそういう伝統は馬鹿にしないでちゃんと続いていけばいいと思っている。

あと、大体日本語は覚えたけど、まだまだ知らない言葉があって、
時々陽子ちゃんにどうして早く教えてくれなかったのって聞くことも結構ある。
最近覚えた言葉が、「やんちゃくらしい」と「傲慢」という言葉だ。
やんちゃくらしいは、わたしが靴下を部屋で脱ぎっぱなしにおいていた時に
「も~やんちゃくらしいことしてー」と言われた。
その時はあれっと思ったけど、後で何回も言われたから意味がわかった!

傲慢という言葉は、テレビでレポーターの女の人が有名なお寺に行って、
「どうかお金がたまりますように!」と大きな声でお願いしたやつを見て、
陽子ちゃんが「ゴウマンだね~」と言った。わたしは意味を教えてもらって
日本の人がいつもはお寺に行かないのに、新しい年になって1回か2回だけ行って、
10円とか100円とか小さなお金を入れて、
「今年は仕事がうまくいきますように」とか「宝くじに当たりますように」とか
「恋人が出来ますように」とか、いろいろお願いをするのはやっぱりわたしも「傲慢」という言葉がぴったりだと思った。

傲慢だと思うのは、仏陀が神様じゃなくて、人間だからだ。仏陀は、人の正しい道を教えてくれる人だけど、宝くじをあててあげるために力を貸してくれる人じゃない。
わたしの国は、小さい頃から仏陀を人間のお手本としてすごく尊敬してきた。
スリランカでは、日曜になると子供はお寺にいってお坊さんに仏教を教えてもらう。

日曜に仏陀にお供えする花を準備する子供






スリランカの人がどれくらい、仏陀を尊敬しているかというと、仏陀が生まれてから死ぬまでの人生の映画や番組をつくるとき、仏陀の役の人を設定できないくらいだ。
仏陀に合っている人を役にしたとしても、たぶんその映像を見た人から、クレームがくる。だから、そういう番組は仏陀は何か絵みたいなもので表現されたりして、俳優が演じることはない。

尊敬する人だから、仏陀に自分のための「金運が上がりますように」とかそんなこと、
恥ずかしくて言うことはできない。というか、どうしてお願いをするのか意味がわからない。お願いをするなら、神様に自分はこういう良い行いをするから、このお願いをかなえて下さいとお願いした方がいい。スリランカでは、ヒンドゥー教のお寺は「コーウィル」というんだけど、こういうことをお願いできる。

ヒンドゥー教のお寺


あのテレビをみたあと、わたしは後で陽子ちゃんと話し合った。
わたしはどうしても、日本人のお寺にいってお願いをするのがなんかいやだと言ったけど、陽子ちゃんは仏教はスリランカには、あまり形を変えないで残っているけど、世界に仏教がここまで広がったのは、その国や文化に合わせて仏教が形を変えていったからで、そういう変化は仕方ないことだし、その変化したものを下に見るのは良くないと言った。
それに、すべてのものが変わっていくというのが仏教の基本の考えでしょうと言った。
でも、陽子ちゃんも傲慢だって言ったでしょうとわたしが言ったら、確かにそうだけど、お寺でも、自分のためにお願いをするんじゃなくて、誰か人のために「あの人が頑張っていることが成功しますように」とか「あの人の病気が治りますように」とかそういうふうにお願いをするのは、お願いをする人の心がそのとき綺麗だからそれは傲慢じゃないと言った。

いろいろ話し合って、仏陀は、自分の利益ばかりをお願いする人には絶対かなえてあげるわけはないけど、人のためにお願いをすることは仏陀じゃなくて、そこのお寺にいる良い神様が聞いていて、かなえてくれることもあるかもしれないという結論になった。じゃあ、誰かが自分のことを祈ってくれればいいんじゃんということです。でも、そうなるためには誰かが自分のことを助けてあげたいと思ってくれたり、何かを自分のためにお願いしてくれるような人にならないといけない。結局、そういう人になるためには、自分のことばっかり考えているような人だったら無理だから、やっぱり仏陀の正しい道に戻ってくる。そういう結論になって、わたしは納得して寝た!

時々、わたしと陽子ちゃんは寝る前にそういう討論を始めて、何時間も止まらなくて朝になるまで喧嘩みたいになることがある。それはわたしが仏教のことを世界で1番正しい宗教で、仏教の中でもスリランカの仏教が1番だということを言うと、陽子ちゃんは他の宗教のいろいろいいところを言って、どれが1番とは言えないと言うからだ。陽子ちゃんは学者を目指しているから研究者はいろいろものを客観的に考えないといけないという。でも、陽子ちゃんも仏陀とかシヴァとか神様を信じているでしょうと言うと、スリランカの仏教は好きだし、自分もその立場でいるけど、いろいろな批判もあったら客観的に考えていかないといけないと言ってこわい口になる。でも、わたしは仏陀が何のためにスリランカに3回もきたのか知っているし、仏陀の道が一番正しい道だと信じている。

でも、なんだかんだいってもわたしはスリランカのお坊さんみたいに、何も楽しみもなくて
結婚もしなくて、修行ばかりすることが出来ない。だって、今はUFOに興味があるから!
陽子ちゃんもアグリーベティというアメリカのドラマにはまっているし!
でも、仏陀も中道ということを言っているし、わたしも毎日お客さんが少しでも満足してくれるものが出来るようにあっちこっちに連絡をしたり、翻訳をしたり頑張っているし、陽子ちゃんも夜中までお客さんの悩みを聞いているし、少しは楽しみもあった方がいいと思う。

これを読んでもらっている皆さんも、もし苦しいことがいっぱい続く日があったら、
自分が楽しめるこも何かやって、人生が苦行ばかりにならないように、中道をいくといいと思う。でも、お寺で仏陀にお願いをするのはやめて下さいとはわたしは言えないけど、あまり良くないと思う。お願いをするなら、自分が正しい道にいけるようにリードして下さいと言うか、誰か、大事な人のためにお願いするほうが結局は自分のためになるかもしれない。

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コメント

私も以前は、お仏壇・神棚・お墓にも、どこかにお参りに行った時にも、お願い事をしていました・・・
でも、テレビ等を通じて色々な方の考えを知り、今は意識して、なるべく;感謝をするようにしています。
今回のブログを読み、”自分が正しい道にいけるように・・・”というお願いもとてもいいと思いました。この言葉は、こちらのブログの中で何度も拝見している言葉だと思うのですが、とても良い言葉ですね。

  • 2009/01/19(月) 02:16:37 |
  • URL |
  • blue mountain #-
  • [ 編集]

おはようございます。いつもありがとう!
日本のお寺は、いろいろお願いお守りをつくってビジネスで経営をやっているからしょうがないね!
あと、絵とおせんべいをありがとうございます。ナイフのやつはわたしにくれたから、わたしの部屋に飾ってある。ありがとう!

  • 2009/01/19(月) 08:04:22 |
  • URL |
  • Prasanga #-
  • [ 編集]

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