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プラちゃんの部屋~変てこスリランカ人留学生(だった)奮闘記~

漢字間違えてても言葉変でも気にしないでね~

ひしがたペンダント

皆さん、こんにちは!
いつも、これを見にきてもらってどうもありがとう!
もう明日から3月なのに、まだいっぱい寒い日が続いているけど、
元気で仕事とか家のこととかいろいろ頑張っていますか?
前回は、ちょっとこわいテーマで書いちゃったから、今日は少し明るいことを書きたいと思う。でも、この間のあれを書いてから、お客さんの何人かがわたしもマクロビオティックやっていますと言って、メールが来たからちょっと嬉しい気持ちになった。
いつも、いろいろありがとうございました。

最近はまだずっと、毎日テレビで不況だ不況だとやっているけど、
よくメールをもらうお客さんとかは、不況の風をいっぱい当てられて苦しい人はいないみたいで、安心しているけど、皆さんの生活はどうですか?
テレビで「百年に一度の大不況」といって、毎日「ことしは厳しいなあ」という放送をやっているけど、もう少し詳しく数字を見て本当の目を持っている経済学者の話だと、1929年の世界恐慌のときは、今の不況と比べ物にならないくらいひどかったということだ。あのときもアメリカから始まった不況だけど、アメリカだけを考えても1929年には1300万人以上の失業が出て、GDPも大きく下がったけど、今の不況は数百万人の失業で、GDPがそこまで大きく下がっていることはないんだって。だけど、日本の政府が今までいろいろ政策の失敗をしたから、「今回は百年に一度のすごい不況」だといって、なんかこれはもう、政策とかの問題じゃないくらい自然にひどいことでわたしのせいじゃないんだという意味で、
自分たちの政策の責任を外している発言だという話もある。

それで、あんまりマスコミで、そういうふうに不況、不況というために、不況の影響を受けていない人まで、不況の感じがしてきて、「あーわたしも不況だから、ものを買わないようにしよう」という感じで、消費も落ちて、もっと不況を深いことにさせているような雰囲気もあるみたいだ。わたしも、こんな事実は知らなくて、本当にテレビで毎日失業者のことを見ていると、ああ、これは百年に一度なんだと思って、どうしようもないと思ってきたけど、実際の失業者数や、GDPの数字をしっかり出して、それで本当の状況を判断しないと経済の本当の状況はわからないとこが大きいということがわかった。わたしは経済学部出身だったから、こう思うのかもしれないけど、政府→マスコミが不況の悪循環をつくっているかもしれないという気がする。

なんでこんな話をしたかというと、今日は男の人のペンダントの話をしたいからだ。
このペンダントの人も、とても性格がよくて、いい人だけど、ホロスコープは調べないで、
これからの仕事運をどんどんあげていけるようなペンダントにしてほしいというオーダーだった。スリランカでは、男はキャッツアイを身につけると仕事運や金運が上がると言われているから、真ん中に5mm以上大きいキャッツアイを入れたペンダントを作ることにした。
デザインは今回はわたしが最初のベースを考えて、ひし形がかっこいいと思ってつくった。
それを基本にして、陽子ちゃんがもっとかっこよくなるように、色々考えて作ったんだよ。
キャッツアイの効果を強くするために、周りに結構大きいダイヤモンドを4つ入れて、すごいかっこいいペンダントが出来た!

これがそのひし形のペンダントだ。皮ひもはカッコいいけど、牛がかわいそうだから
ヘンプひもをつけてもらうことにしたんだよ。その方が神様のパワーも受けられるでしょ!


これはお客さんが30~50gくらいの太い金のチェーンに通したいということでしっかり作ったから、重さだけで13g以上もある、すごい大きなペンダントになった。実際の出来上がりが13g以上ということは、実際の地金は15g以上かかって作って、大体2gくらいゴミみたいに小さい粉になって消えちゃったということだ。

実はオーダーメイドというのは、あまり知られていないけど、「ウェステージ=減り」というものがある。最初はスリランカだけだと思っていたけど、日本でもオーダーメイドの場合は「減り」という言葉でやっぱりあるんだって。オーダーメイドのジュエリーは、板みたい地金からたたいたり削ったりして、いろいろ形をつくっていくんだけど、そのときに、削って粉みたいゴミみたいになって消えちゃう地金が発生する。これが地金の「減り」ということで、大体出来上がったジュエリーの重さの20%くらいの地金が「減り」になってきえる。きえるけど、その分も減りということで、作る人にお金を払わないといけない。だから、13g以上重いペンダントをつくったときは2gくらいの地金が消えてしまっているということだ。
だから、オーダーメイドというのは、それくらい価値がある。普通のお店や通信販売で売っているジュエリーの殆どは、ワックスというパターンでクッキーをつくるみたいに型に地金を入れて爪の形までつくっているから、職人さんがやることは爪に石を留めるくらいだ。だから、「減り」も出来ないし、中国やタイで安い賃金の労働力の人をつかって石を留めるだけだから安くできる。オーダーメイドのジュエリーは、地金の板みたいところから、地金を溶かしたりたたいたり、絵をかいて削ったり、1mmのメレダイヤを留める爪も一個一個全部手で着けたりするからすごく大変で時間がかかるんだよ。地金も知らない間にいっぱい消えていっちゃうから、出来上がったジュエリーはその分、すごく価値が高くなる。

粉みたいゴミみたいになって消えちゃった地金は、職人さんができるだけ集められるところは集めるけど、やっぱり本当に消えちゃう場合も多い。スリランカは暑い国だから、絶対窓をあけて仕事をするでしょう。だから、減りの地金は風でとんでいっちゃうんだって。
それで、ある日、金を買う人がきて、職人さんの家の庭の土を20万円で売ってくれといいにきたと話していた。それくらい、職人さんの家の庭の中には金がいっぱいあるに違いないということだよ。だけど、それは面倒だから断ったといっていたけど!だから、わたしのお店で今までジュエリーを買ってくれた人のどんな指輪やブレスレットやペンダントも、その重さの20%くらい重さの地金が消えちゃっていると思って大事にしてほしいと思っている。時々よごれたみたいになったら、ちゃんとやわらかい歯ブラシで表と裏を洗って、綺麗にキープして下さい。

また話がかわっちゃったけど、ひし形のペンダント、すごいかっこいいでしょう!
石を小さくしたり、少し形を変えたりすれば、女の人も似合うペンダントになるんだって。でも、日本の男の人もこういう金とか宝石のジュエリーが好きな人もいっぱいいるんだね!キャッツアイと、他の石もすごいハイレベルの宝石を入れてあるから、仕事運がどんどん上がって、将来もっと自信が持てるようになるといいね!
わたしは、いつも新しいジュエリーが出来ると、出来上がった指輪やペンダントとかを見ているだけで、すごく元気が出てきて幸せな気持ちになる。自分のものになるわけじゃないけど、宝石は石だけのときより、何かペンダントや指輪になって出来上がってくると、石が喜んでいるみたい、もっと光ってパワーをいっぱい出しているみたいで、元気をもらえるんだよ。

皆さんも、いろいろネガティブに考えたり、あとテレビとかマスコミ放送に迷わないで、
自分の頭でちゃんと考えて、好きなことをやって楽しんだり目標に向かって頑張ったり、
ちょっとずつ今よりいいところに進んでいけるといいね!


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