かっこつける気持ちはないから本当のことを言うと、結婚式とウェディングパーティがあるはずだった。だけど、それは延期されて、エンゲージと言って、結婚の登録をする簡単な式だけになった。
実は、スリランカでは結婚の前に二人の相性をホロスコープで占って、二人の結婚が良いか悪いかを調べるんだけど、この二人はどこのホロスコープデザイナーのところへ持っていっても相性が悪かった。だから昔の考えをもっている親戚や家族は、この結婚はあんまり賛成していなかったんだよ。でも二人はお見合いプローポーザル結婚じゃないし、恋愛結婚だから、愛しあっているからしょうがないね、という感じで結婚をすることになった。でもスリランカではそういう結婚をするときは、ヒンドゥー教の神様にこの結婚が幸せになりますようにとお祈りのプージャー(儀式)をしないといけない。
でもわたしの弟はあんまりそういうのを信じていなかったので、何にもしなかったんだよ。そうしたら、やっぱり神様のばちが当たってしまった。
お嫁様になる人が結婚式の3週間前に水疱瘡になっちゃって、顔にいろいろあとが残ってしまった。それでやっぱり・・・とみんな思ったんだけどね。
それでもう一度ホロスコープを占って、結婚パーティは延期にして、登録の式だけをすることにしたんだよ。
わたしと奥さんの陽子ちゃんは少し不安になって、結婚式の前にサーッタラと言って、ヒンドゥー教の神様がおりてきて、いろいろ問題を解決する人のところへ相談に行った。この話はまた後でかくけど、結婚式はアノラーダプラという車で4時間くらいかかるところでやるんだけど、いくときに必ず陽子ちゃんがみんなが乗る車にプージャーをして安全にいけるようにしないといけない、そうじゃないとこの結婚はアパラ(厄)が強いから、結婚式に行く人たちにも交通事故にあったり、良くないことが起きるからと言われた。どうして奥さんがするかというと、私たちには神様が一人ずつしかついていないんだけど、陽子ちゃんは8人の神様が守っているから、他の人のアパラ(厄)を切って少なくするんだって!それで私たちは14日の前にデーワーレというヒンドゥー教の寺に行ってお願いをして、わたしたちが乗る車をプージャーした。

これがその二人の写真だよ。ただの式でも少しきれいなふくをきたんだよ。
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この式は家を出るときから始まっている。お嫁様のアノラーダプラに行く前に両親や家族にひざまづいて感謝をするんだよ。いろいろありがとうございました、これからも宜しくお願いしますっていう感じ。右の写真はおばあちゃん。
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車は安全にアノラーダプラのお嫁様の家につきました。着いたらすぐにスリランカのお菓子が用意されていてみんなで食べるんだよ。

みんな車で4時間で疲れてたからお菓子をもらって嬉しいみたい。このときはまだお嫁様は出てきていないから、弟もなんかワクワクして楽しい顔をしているね。
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お菓子を食べると結婚届にサインをする式がはじまった。左の写真の式をする人が時計をみているのは、サインをする時間も決まっているから、時計を見てみんな緊張しているんだよ。
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結婚届にサインおわると、指輪をはめる式になる。右の写真は、この結婚があかるくなるように仏教の火をつけているところ。
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次はケーキカッティングの式。小さいケーキを二人で切って、お互いに食べさせてあげて、あまったケーキをみんなに少しつつ手で食べさせてあげるんだよ。

ケーキがおわると、やっとご飯を食べられる。最初に二人が食べて、後でみんなで食べるんだよ。わたしたちも朝から忙しかったから、おなかがすいちゃっていて、食べるのが一番で写真をとるのを忘れちゃったよ。

食べるのがおわると、少しの時間、みんな好きなようにしゃべったりして仲良くすごしている。お嫁様もわたしたちの親戚の女性の中にはいって頑張っているね。

男性はこんなとこでもビジネスの話をしていたよ。
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大体1時間くらい、みんな楽にすごした後、結婚する二人の親戚のおじさんがスピーチをして、この式はおわりになった。帰るときには、結婚する二人は、またみんなにひざまづいて感謝を見せるんだよ。弟はひざまずくのが大変で次の日足が筋肉痛になったってふざけていたよ。

これは私と奥さんの陽子ちゃんの写真。今回の滞在は忙しかったから全然二人でとる写真がなかった。もうちょっとわたしはかわいく笑っていたら良かった!
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