今回のスリランカは本当にいろいろ書きたいことがいっぱいあります。
弟の結婚式もあったし、募金でこまっている人を助けにいったり、キャンディというところの仏陀の歯がおいてあるお寺に行ったり、あとはうちで8人のお坊さんが来る法事もやったり、あとクルネーガラに行ったときにちょうど小さい子供がお坊さんになる大きな式もあったし、本当にいろいろ書くことがいっぱいあるんだけど、これを書くのが楽しいんだけど、わたしは何時間もかかるので、少しずつ書いていくのであきないで見に来てください。
今回スリランカに行って最初はまず何をしたかというと、宝石を買いに行った。
お客さんのジュエリーをいっぱい作らないといけないから、去年のストックも少しはまだあったけど、全然足りないから宝石をまず買いに行かないといけなかったんだよ。
それは私の家があるガンパハからラトナプラという宝石のとれる地域へ車で3時間くらいだ。いつも行っているお店は、ホワイトサファイヤやイエローサファイヤばっかり出してきて、ルビーやピンクサファイヤをすぐ出してくれなかった。
それはその宝石がその店になかったからだ!
なんとルビーやブルーサファイヤピンクサファイヤは、もうなかなか石が出ないんだって。
だから去年はこの店にあったけど、今年はないと言った!
わたしは宝石を買っているフリをして写真とった。
本当はピンセットやルーペで調べて買うのは陽子ちゃんだから!
ちょっと店のボスもうそ写真をとるのを笑っているね。

とりあえずここには4mmのルビーサファイヤが無かったから、他の店もいろいろ行ってみることにした。
この人もとてもテクニカル人で、お店はいっぱい石を持っている。

いつもマダカスカル産のアレキサンドライトを買うのもこの人のお店だ。
だけど、去年はいっぱいあったのに、今回はアレキサンドライトも全然無かった。
宝石がなかなかとれなくなっている証拠だ。
こんなにいっぱいルビーがあっても4mmのラウンドカットのルビーは殆どなかった。
3mmくらいのまるいのや、たまごの形の石はいっぱいあるけど、
わたしたちのお店がよく使う4mmのまるいカッティングは本当に無い。

とりあえず、わたしたちは、買えるものは買って、ラトナプラのジェムオーソリティというスリランカの宝石の鑑定とか証明書を出しているところへ行った。
買った石がちゃんと全部本物か検査してもらうためだ。
石を検査しているのはダルシャナと言って、スリランカの一番の宝石鑑定人だ。

この人ともう一人の人がラトナプラだけでなくって、コロンボのジェムオーソリティに行ってスリランカから海外に輸出する全部の宝石のチェックをまかされている。
どんなに宝石をわかっている人でも、このダルシャナとは議論できないと言った。
それぐらいスリランカの宝石ではすごい人だけど、とてもおもしろい人で陽子ちゃんを気に入ってすごい安い値段で持っている宝石を全部チェックしてくれた。
宝石を検査したら、それが本物か簡単な証明書をつくってくれる。
上のやつがダルシャナのやつで、下のやつが違う日に行ったときにもう一人の若い人が作った証明書だ。字はきたないけど、やっぱり若い人よりダルシャナの方がテクニカルだと思った。

この日はラトナプラに泊まった。夕方になると石が見えないからだ。
次の日にラトナプラでアーダーラをした。アーダーラは、貧乏な人にお金やものをあげたり助けたりすることだ。お客さんがスリランカの貧乏な人にあげてほしいとわたしたちに募金をしてくれたからだ。
これはすごくありがたいかった。これは大事だから後で書きます。
私たちは、ラトナプラでは宝石は足りないので、違う日にコロンボのジェムコーポレーションに宝石を買いに行った。ここでは同じビルの中で、宝石をカッティングしているのを見せてもらった。
宝石をカッティングする前に、宝石をスティックにくっつける人たちだ。
3mmにカッティングするのは3mmに4mmのは4mmに。

宝石をくっつけたスティックを持って、1回1回宝石の表面をけずっている。
ここには30人くらいいたけど、この人が一番テクニカル人なんだって!
なんとなく自信があるみたいに見えるね。

ここには書かなかったけど、石は宝石の町にもなかなか無かったから、後でまたラトナプラに行ったりコロンボやニゴンボの宝石が集まってくる町もいろいろ探しに行った。
特にルビーはもう去年までのハイクォリティ石は探せないし、あってもすごく高い。
ハイクォリティではなくても、石がとれなくなっているから、石の値段がルビーやサファイヤは去年の3倍以上でわたしたちも思ったよりすごくコストがかかってしまった。
だから、値段を少しずつ上げていかないと、もうこのビジネスは続けられない。
値段を上げても、石が無くなったら続けられなるかもしれない。
でも私たちは何とかなるけど、石が無くなったら、宝石をとって少しでもお金を稼いで生活をしている人たちはどうなるんだろう。
わたしも出来たらそういう人たちを雇ってあげたり、何かできるようにいろいろ考えていかないといけない!
スポンサーサイト