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プラちゃんの部屋~変てこスリランカ人留学生(だった)奮闘記~

漢字間違えてても言葉変でも気にしないでね~

ウパサンパダ

皆さん、おはようございます。
いつも見に来てくれてありがとうございます!
お店のお客さんから、プラサンガさんのブログも楽しみにしていますとメールをもらうと
すごく嬉しくて、でも「ヤバイ!早く書かないと!」って、すごくあせるんだけど、
お店の注文がいっぱいもらえていて、スリランカにいろいろ連絡したり、翻訳をしたり忙しいくてなかなかゆっくり書けないから、困っている。
でも、頑張ってわたしが思うこともいろいろ情報を出していきたいと思っているから、
これからも時々見に来て下さい。

今日は、何を書くかというと、スリランカのお坊さんの話を書きます。
今日は6月15日で、わたしたちの友達のお坊さんがウパサンパダという日になった。
ウパサンパダというのは、若い頃からずっと勉強をしていたお坊さんが、大人のお坊さんとして認めてもらう式で、これはお坊さんの試験をちゃんとパスした人がそうなる。
大人のお坊さんになるというのは、仏教の色んな式やいろいろ大事なところで、住民にちゃんと教えをできるようになることだ。スリランカでは満月の日は必ずお寺に行って、ピリットヌーラというお経のパワーが入った糸を厄除けのために、普通の人の腕にまいてあげる。そういうことが出来るようになるのも、ウパサンパダをやったお坊さんだ。

ウパサンパダのお坊さんは、最初、奥さんの陽子ちゃんが大学院の研究のためにスリランカに一人できたときに、仲良くなったお坊さんだ。このお坊さんのおかげで、陽子ちゃんはクルネーガラというところに招待してもらって、村の中に住んでいた。
それから、私と結婚した後も、わたしたちがスリランカに行ったら、この村に来ることにしている。どうして、陽子ちゃんがこのお坊さんと仲良くなったかというと、「かわいいから」だって!私は、最初怒っていたけど、二人でこのお坊さんに会ったら、お坊さんはわたしのことを「お兄ちゃん」と呼ぶから、何だか怒る気持ちもなくなった。

にほんじんの女の人から見たらそんなにかわいいのかな?


ところで、今回この村に行ったら、ちょうどピンカマがあるときだった!
ピンカマというのは、普通の人がお坊さんに出家する式だ。ピンカマは、それを見に行くだけでもカルマが少なくなると言われていて、村の人たちはみんなピンカマを大事に考えていて、すごい前から準備をする。

今回お坊さんになるのは、6歳の男の子だ。この子はなんと自分からお坊さんになりたいと言ったんだって。普通、子供だったら外でいっぱい遊びたいのに、この男の子はあまり遊びとか好きじゃなくて、キャーキャー騒がない良い子だったんだって。お坊さんになるのに十分な存在だったということだ。

これはピンカマの日、他の村からもいっぱい偉いお坊さんがきて、準備を手伝ってくれる。
かみを切るのも、偉いお坊さんがやる。

かみを切った後は白い服を着させてもらう。


白い服を着て、不思議な格好になった。
これでお寺の前で、寺の男の子達みんなと写真を撮った。



会場にはいると、もう村の人がみんな集まっていていた。
こういうおばあちゃん達もみんな、ピンカマを楽しみに来ている。


式は、このお寺の大きいお坊さんが司会をやってすすむ。
いろいろ偉いお坊さんがお話をした後に、オレンジ色のシウラというケサを着させてもらって、本当のお坊さんになるための式をやる。
これは、もう80歳以上の一番偉いお坊さんが、小さい男の子にこれからお坊さんになるために必要なことを話す。もうボールをけって遊ぶこともできないよ、って言った時にみんな笑っちゃった。
すごい真剣に話を聞いているね。

式が終ったあとは、おなかもすくからご飯になる。初めてお坊さんとしてご飯を食べる。
こういうご飯はみんなダーヤカという檀家の人が用意してくれる。

ご飯を食べた後は、みんなからお坊さんになるためのプレゼントをいっぱいもらえる。
こんな小さなお坊さんにも若い男の人がみんな本気で拝む。

プレゼントをいろいろもらったら、ピンカマの式は終わりだ。
この後は、もう家に帰ってお母さんやお父さんと一緒に住まなくなる。
もうお寺の中だけで、もらったご飯だけを食べて、生きていかないといけない。
遊びも、テレビも楽しみは殆ど無い。そう考えると、やっぱりそれをやっていこうと決めた小さな男の子はすごい尊敬できるね。

この日の後、何日かあとで、お寺に行ってみたら、ちゃんとお坊さんを頑張っていた。
こんな小さいお坊さんが大きなホウキを持って掃除をしているのは、やっぱりかわいいね。


スリランカでは、お坊さんはすごく尊敬されている。
日本のお坊さんは、結婚もするし、お酒も飲むし、わたしたちから見たら、それでどうやってニルヴァナをもらって仏陀に近づくのか信じられない。
スリランカのお坊さんは、女の人を触ったり、自分から話したりするのもしないし、お酒なんか飲めないし、あと自分で好きな食べ物も食べない。檀家のひとがもってきてくれる食べ物だけを食べる。時々は、森の中で修行をするお坊さんは、檀家もいないから、自分で歩いて大きなボールのお皿をもって、家をいろいろ行ってご飯をもらって食べる。
本当に楽しみというのは無いと思う。
だから、こういう苦しいことをわざと選んで修行しているお坊さんは尊敬されるのは当たり前だと思う。だから、お坊さんがバスに乗ると、必ずお坊さんに席をあげて座ってもらう。
こういう風に、修行を頑張っているおぼうさんに良いことをすると、それもピンカマということになって、自分のプラスになって、来世も良いところへいけると信じている。

この陽子ちゃんがかわいいと言っているお坊さんも、去年まではなんだかんだ言って、ちょっと遊びが好きな感じに見えたけど、今年は少し大人になっていたみたいだった。
今日6月15日にスリランカでウパサンパダの式があるんだって。
このカードが昨日送られてきた。


この式も村の人みんなでやって、ビデオも撮る人を頼んでCDに記録しておくんだって。
このお坊さんも段々、修行を頑張って偉いお坊さんになれるといいね。

陽子ちゃんが、このお坊さんがかわいいかわいいと言うから、わたしが怒っていると、この写真を見せた。このお坊さんは前世はわたしの弟だったんだよと言った。普通はおぼうさんになったら、「お母さん」とか「お兄ちゃん」とか呼んだりしないんだけど、わたしのことを「お兄ちゃん」と呼んだから、そうかもしれない。
そういえば、少し顔が似ているかもしれない!


わたしも、時々出家したいと思うときがある。
というかいつかの人生ではお坊さんになりたいと思っている。でも、今はゲームとかドラムをやるのも楽しいし、仕事をしてお金をためたり、陽子ちゃんの好きな食べ物を買ってあげたりするのも楽しいから、やっぱり今は無理だなあと思う。
だけど、出家はしていなくても、仏教の教えはちゃんと守って、出来るだけ正しいことをやっていきたいと思っている。

今回、わたしのお店は、値上げをしないと続けていけなくなったから商品を値上げした。
値上げをすると出していたら、もう何回も色んなジュエリーを買ってくれているお客さんから
また注文をもらった。それで「値上げ後の価格でお願いします」と言われた。
わたしはどうして?と陽子ちゃんに聞いたら「いつもいっぱい幸せをもらっているからだって」と教えてもらった。
陽子ちゃんから、それを教えてもらったとき、わたしは泣きそうになった。
この人だって、お金持ちの人じゃないし、頑張って働いて貯めているお金だ。
だから、私は本当にちゃんとやらないといけないと思った。

だから、本当にありがとうと思っています。
このお客さんだけじゃなくて、いつも私のこととか聞いてくれたり、意味がわからないかもしれない私のブログもちゃんと読んでくれている皆さんも、いつもありがとございます。
私も、せっかく日本にきて、今までいっぱい日本人の人にお世話になっているから、これからちゃんとお返しをしていけるように頑張るから、よろしくお願いします。


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コメント

すばらしい!

すばらしすぎます!

  • 2008/06/15(日) 12:19:59 |
  • URL |
  • 金澤 #Fjqb2npw
  • [ 編集]

どうもありがとう。

こんばんは!まえ、メールありがとうございました。お友達の女の人がご注文もらってありがとうございました。acting頑張って下さい!

  • 2008/06/15(日) 21:43:58 |
  • URL |
  • Prasanga #-
  • [ 編集]

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