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プラちゃんの部屋~変てこスリランカ人留学生(だった)奮闘記~

漢字間違えてても言葉変でも気にしないでね~

もうすぐ出発です。

皆さん、こんにちは。
最近はいろいろ忙しくて、なかなか更新できなくてすみません。
わたしはホロスコープの翻訳はおわったけど、なにをしているかというと、新しいお客さんのオーダーシートをつくるのと、今回スリランカで作ってくるジュエリーのいろいろ準備を
しています。
今回は陽子ちゃんがいないから石を買ったりするのも、わたしだから、ちゃんとクオリティのいい石を買わないといけないから責任が大きい。
それで陽子ちゃんに石のことをいっぱい教えてもらって勉強をしている。
一番の難しい石はルビーだ。ルビーがとにかく無いから、いっぱい店を探して、その中からちゃんとしたものを買わないといけない。
よくネットショップとかオークションとかデパートの宝石店ではルビーがいっぱい売っているから、本当にルビーがどうしてこんなに探すのが難しいかわたしにははっきりわかっていなかった。でも、いっぱい売っているルビーは、今殆どが石の中にベリリウム拡散処理というものや、石の中に透明のガラスみたいな物質を入れて綺麗に見せているやつばっかりなんだって。

陽子ちゃんは、サファイヤとかルビーで許しているのは、ただの加熱だけだ。本当は非加熱のがあればいいけど、非加熱で作るのは1個の石で指輪1個の値段より高くなっちゃうから、無理だという。
宝石は土の中で加熱されると色が濃くなったり薄くなったりして、宝石の色ができるから、人間が加熱をするだけなら、それが土の中か外かだけの違いになって宝石リメディに問題無いという。
だけど、石の中に色々物質を入れたり石の中を変えてしまうのは、だめだと言う。そういう処理された石は宝石リメディに効果が殆ど無いという。
今は、こういう処理がしてないかどうかは、ちゃんとした鑑別書があるジュエリーじゃないとわからないでしょう。よく売っているのは、天然のルビーと言っているけど、こういう処理は大体してあるものだから安いんだって。だから、ちゃんとした高いクォリティの石はやっぱり全然値段が違う。
今回、大きなルビーの注文をもらったから、それは陽子ちゃんの目で見てちゃんと加熱だけだとわかっていたけど、中央宝石鑑定所というところで鑑定をもらいにいったりした。
色んな処理をしてある石と、加熱だけの買っていい石の違いは、陽子ちゃんにいろいろ教えてもらったから、大丈夫だ。あれのやり方だとどこの国で採れたかということもわかるからびっくりだ。トライアルに御徒町のスリランカ人がやっている宝石の店で、わたしがルビーを見せてもらって、これはミャンマーのでこれはマダガスカルかどこかだということを言ったら、お店の人がどうしてわかるんだと言ってビックリしていたのが面白かった。
ちょっとproud気分だったよ。

話は変わるけど、この間陽子ちゃんが3日くらい病気みたいになった。
映画を見に行ってから、その映画のショックが大きすぎて具合が悪くなっちゃったんだよ。
あの映画は「闇の子供たち」という映画で、陽子ちゃんが見たくて仕方ないというから見に行った。
はじめピュアのプラちゃんにはショックが強すぎるから、やめようかと言われたけど、わたしも見たいと言って渋谷に見に行ったんだよ。
内容はタイのすごく貧乏な家の子供たちが都会のマフィアに売られて、いろいろひどいことをされる映画だ。映画は大体、ハッピーエンドでも悲しい終り方でも、納得できるものだけど、あれは、わたしもどうしても納得ができない苦しい終り方だった。
映画がおわって、ご飯を食べていなかったからご飯を食べにいったけど、結局わたしも陽子ちゃんもショックが大きすぎて、ご飯の味がわからなかった。もう一生タイのテレビとかレストランとか行きたくない気持ちになった。わたしは世界で子供があんなひどいことが起きているのは知らなかった。
どうして、スリランカと同じテーラワーダ仏教なのにあんなことが起きるのか信じられない。
わたしも陽子ちゃんもあんな状況の子供をsaveするために行きたいと思ったけど、
陽子ちゃんがいくのは止めないといけないと思った。それは陽子ちゃんの昔のホロスコープに海外の協力のことで銃によるアクシデントに巻き込まれる可能性もあると書いてあったからだ。陽子ちゃんは色々国にボランティアにいっていたから、タイにもいきたいというかもしれないけど、それは危険だ。映画の中でもNGOの人がマフィアに銃で殺されたから、そういう現実だからだ。宝石でそういう危険も防ぐことが出来たらいいけど、わたしは陽子ちゃんを守る義務があるからリスクはやめないといけない。

あの映画を見に行ったあと、2日間陽子ちゃんは元気がなくて、頭がいたくて寝ていた。
プラちゃんにはショックが大きすぎるから見せないと言っていたけど、わたしは18年くらい前のスリランカの内戦の時代に、自分の近くの人がいっぱい殺されて森の中で焼かれているのを見たことがあるし、考えられないようなひどい事実もいっぱい近いところで経験をしてきたから、あの映画を見た後、起き上がれないくらい病気にならなかったのだと思う。
でも、アメリカのハリウッドとかいっぱい暴力映画はあるけど、あんなにショックで頭の中を離れない映画は初めてだ。ああいう子供達をsaveするために、お金を使いたいけど、助けにいくだけで危険があるところだから、ゆっくり考えていかないといけない。

でもスリランカは貧乏でも、あんな状況はたぶん無いと思った。というのはスリランカは教育が無料だから学校はお金がなくてもいくことが出来るから、子供はみんな学校に行っている。だから、突然子供がマフィアに売られたりして学校にこなくなったら、すぐに先生やまわりの人が気づくからだ。同じ発展途上国の仏教の国でも、かなり違いがあると思った。
でも、もしかしたらスリランカにも映画のようなことはあるかもしれない。
それはどうして起こるかというと、家庭が貧乏だから子供を売る原因があるからだ。
だから、やっぱり貧乏が少しでも減るように助けてあげないといけない!
今回、わたしがスリランカにいくのを知って、大きな募金をもらったけど、少しでも出来ることをしっかり考えて、やってこようと思います。

話が少し暗いところに行ってしまったので、少し明るい話にします。
この間、あるお客さんからプラチナのエンゲージリングを頼まれていて、それが出来た。
エンゲージリングは3つ目だけど、このお客さんはどこにでもあるデザインだから見せてもどうぞと言ってくれた。




これは最近のデザインじゃなくて、クラッシックタイプで小さなところはこだわりをあってほしいということだった。ダイヤモンドはかなり大きくてレベルが高いもので、サイドはライトピンクのメレダイヤを入れてあるんだよ。出来上がりをみて私も陽子ちゃんも、わーとかオーとか言っちゃったよ。
このリングをお客さんがお嫁さんにプレゼントをして、デパートにいったら「みきもとにもこんな綺麗で大きいダイヤの指輪は無かったよ、初めてみきもとに勝ったよ」という報告をもらって嬉しかった。特別お金持ちの人じゃないけど、頑張って買ってくれたのは、お嫁さんがこのダイヤ指輪に似合う素敵な女の人として美しさをキープして下さいという希望からだって。

このダイヤ指輪ができてから、わたしは陽子ちゃんがまたダイヤダイヤと言うかなとちょっとこわかったけど、それが無くて本当に良かった!
だって、今陽子ちゃんがはまっているのは真珠だからだ!
陽子ちゃんは毎日暑くて、体の中に熱がたまらないように冷の気が必要だと言って真珠がほしくなって色々調べた。それで真珠の養殖をしている人と直接話して真珠を買うことにした。
それでその人にいろいろ教えてもらって、陽子ちゃんも真珠も非加熱と加熱があることを知った。
これはあまり知られていないことだけど、今どこでも売っている真珠の90%以上は色をつけたり、もっと光るように宝石と同じようにいろいろ処理してあるんだって。それも天然の真珠といって売っているんだって。真珠の中で一番良いやつを、花珠というのを教えてもらったけど、花珠も大体エンハンストメントがしてあるという。陽子ちゃんは宝石は土の中で熱が入るのは当たり前だけど、真珠は熱が入るのは不自然のことだから、いくら綺麗でもそういう処理がしてある真珠は買いたくないと言った。
それで無調色という色をつけたり光らせたり処理をしていない、特別な真珠の珠を買うことにした。でも、無調色はすごく少ないから、ネックレスが何本か出来るくらいしか残ってないんだって。
後は来年海から採るまで待たないといけないんだって。




いろいろわたしが知っているのは、こういうことを色々言われて、養殖屋さんに残っていた良い無調色の真珠を全部買うのに経費をお願いしますと陽子ちゃんに説得されたから!
確かに届いてみると、陽子ちゃんが前にどこかで買って持っていた真珠と比べると何かが違うんだよ。とにかく、すごく光っていて綺麗な真珠だよ。陽子ちゃんは自分用にグリーン色の真珠をとって、ピンクのは誰かにあげるというから、たぶん秋に少しだけお店の商品になると思う。イヤリングとピアスもわたしは今回作るように頼まれている。
でも真珠は貝の生き物だから、ジュエリーをつくるために真珠を作らされて死んじゃうのは犠牲でかわいそうだと思った。だからいっぱい売ることはしないで、ネックレスとイヤリングとか必要の最小の数だけ、貝にありがとうと感謝して身につけてほしいと思う。そういう気持ちがあるのと、ないのでは、やっぱり同じ真珠でも何かパワーが違うような気がする。

でも、冷の気をもらうのが真珠で良かった。ダイヤモンドだったら、なんだかんだ説得されて買わないといけなくなったら大変だから!
日本の真珠は有名だから、わたしのお母さんにも1個ネックレスを作ってもらって
持って行こうかと思う。
あーー明るい話で終ってよかったです。
じゃあ、行ってきます。帰国は9月18日の予定です。
皆さんもまだあと2ヶ月くらい暑いから、具合がわるくならないように気をつけて下さい!

長い文章をあきないで読んでもらってありがとうございました。



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コメント

「闇の子どもたち」観たいけど無理かな~と思ってたところだったんだ。
プラちゃんの日記読んだだけで、すごい考えさせられた…

スリランカ、くれぐれも気をつけて行って来てね~
私もまた行きたいなぁ

  • 2008/08/18(月) 21:51:09 |
  • URL |
  • reiko #-
  • [ 編集]

あら^^

れいこちゃんコメントどうもありがと~!
スリランカまた一緒に行きましょう^^
というか来て下さい。お願いしますーー
闇の子供たちは、原作の方がもっと苦しいみたいですよ。
店主の日記にはスリランカはああいった事実はあまり無いだろうと希望的観測で書かれてありますけど、スリランカも現状はタイまではいかずとも、子供が貧困によって過酷な労働をさせられている部分はたくさんあるようです。
私がいつかスリランカに住むようになったら、そういった部分は根こそぎ潰して行きたいですけど・・・危ない目には遭うでしょうね。
子供が出来たら尚更そういった労働を強いられている子供に対する気持ちが強くなるかもしれません。
でも理想ばかり追わずに現実を見据えた責任のある行動を選択していかないとね・・・

  • 2008/08/22(金) 23:50:19 |
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  • 管理人YOKO #-
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